5連棟の建物です。屋根・外壁塗装のお仕事をご依頼頂きました。

浦安市内にある5連棟の建物です。こちらの建物の屋根・外壁の塗装工事のご依頼を頂きました。

4世帯〜5世帯で1棟の建物が数棟立ち並んでいるうちの1棟になります。

築年数もかなり経っていて屋根はかなり劣化した例の「かわらU」、また外壁も大きくひび割れているところが数か所あります。屋根の補修にはかなりの手間がかかると思われます。

令和2年になり最初のお仕事になります。今年最初のお仕事ブログはこちらの工事の進捗状況をアップしていきますので、是非ご覧になってみてください。

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作業足場の組み立てが完了したので、早速屋根の状態を見てみす。

実はこの「かわらU」、20年ほど前にカバー工法で施工されたもので、この下にコロニアル屋根があります。

白く見えるのは塗膜がはがれてしまった部分、そして気をつけて歩かないと簡単に割れてしまい、非常に脆弱な状態です。

理想は吹き替え(このかわらUを撤去して、新しく金属系の屋根材を設置する)ができれば良いのですが、様々な事情があり何とか塗装で納めることになっています。

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まずはいつもの水圧で屋根を洗ってみると・・・・

どこまでも削れてしまいあちこちに穴があいたり、割れてしまったりと大変です。コケやカビが落ちるギリギリの水圧まで下げてこれ以上かわらUが破損しないように

とても気を使って洗浄を進めていきます。

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こちらは、高圧洗浄して、乾燥後、まだまだ洗浄した時のカスが残っていたのでホウキにてはき掃除、ブロアで細かい洗浄カスを飛ばして、ひび割れた部分はブチルゴムテープやシーリング材、樹脂モルタルなどを併用して補修した状態です・・・・

とにかくほんとうに大変でした。

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それからこちら・・・

屋根の掃除後、剥がれ落ちた表面の塗膜やら藻やコケや砂などがのき先についている横樋に溜まっています。

ほぼ全部の横樋がこんな状態です。

小さいホウキとチリトリをもって掃除しないと・・・

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顔がホコリだらけになりながらぜ〜んぶ掃除しました。

40リットルのゴミ袋満タンになるくらいの量でした。

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かけたり、ひび割れたしたところを何とか補修したらやっと塗装開始です。

「浸透シーラー」を塗っていきます。

この材料の役目は、表面のはがれた部分から屋根材の中に浸透していって「ポロポロと欠けていってしまうかわらUを浸透する接着剤で固める」という効果を期待して施工しています。

この浸透シーラーを2回塗っていきます。

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浸透シーラーを2回塗装したあとに、日本ペイントのファインパーフェクトベストという屋根用の塗料を2回塗っていきます。

遠目から見ると平滑に仕上がったように見えますが・・

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近くから見ると、クレーターのようなヘコミがあります。

ヘコミが深い部分は再度シーリングを充填して

(白い部分)なるべく平滑にして再度塗装をして仕上げていきます。

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塗りだすまでの下地の補修に大変時間がかかりましたが、なにはともあれ屋根の塗装が完了しました。

ここまで劣化したかわらUの塗装は今回初めてでしたが、とにかく「浸透シーラー」の効果で、ガッチリとかわらUが固まってくれていることを祈るばかりです。

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さてさて、こちらの建物、屋根も大変でしたが外壁も大変な状態です。

この縦に1.5mほどのひび割れ、周囲の壁を押してみると、かなりの範囲で前後にたわんでいます。

現状は部屋の中にも漏水しています。

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いきなりですが、たわんで浮いている範囲をすべて撤去です。

撤去の際、だいぶすったもんだしましたが、結局畳1枚分くらいの範囲を撤去することになりました。

見えている綿は断熱材です。

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そして、新しく下地材を設置します。

「ラスカット」というもので、これからこの下地材にいろいろな材料を塗り重ねていって元の壁と同じように

仕上げていきます。

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このボード(ラスカット)の表面はトゲトゲで凹凸状になっいます。そこにモルタルを塗りつけるとトゲトゲに引っかかってしっかりとモルタルがくいつきます。

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モルタルを金ゴテでならして乾いたら、今度は混和剤といわれる材料を塗っていきます。塗料を塗る為の下地材で塗料の吸い込み止めと接着をよくするための工程です。

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ちなみに、ひび割れて腐食した外壁は、新しく設置した外壁材(ラスカット)より、たて・よこ共1cmほど大きくなるように撤去しています。

そして、その1cmのすきまにシーリング材を充填した所です。(白色)

新しい壁と既存の壁では、地震などが起きた場合それぞれ違う動きをする為、あえて隙間をあけ、緩衝材としてシーリングを充填しています。

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しかし、想定以上の動きがあった場合、シーリングだけでは不十分なので、その上から補強クロスを貼って・・

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その上から、ウレタン防水を塗布していきます。

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そして次は、

まわりの壁との「柄あわせ」です。

このまま、この上からローラーなどで外壁塗料を塗ってしまうと表面がつるつるの壁になってしまい、補修した壁がまるわかりになってしまいます。

補修した跡がなるべく目立たなくなるように、既存の壁と同じ模様になるよう「吹付タイル」というものを吹き付けていきます。

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そしてそして、

「吹き付けタイル」が半乾きの状態になったらこのプラスチックのローラーで軽く頭をつぶしていきます。

吹き付けた状態のままで仕上げとするのが「吹きっぱなし仕上げ」

吹き付けた後、頭を少しつぶすのが「ヘッドカット仕上げ」

今回は、既存の壁が「ヘッドカット仕上げ」となっているので、もちろん「ヘッドカット」してあわせます。

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はい、や〜っとできました。

あとは、いつものように下塗り 中塗り 上塗りと

塗装していけば補修した場所がわからないくらいきれいに仕上がるはずです。

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下地補修はまだ続きます。

意匠性を持たせるためによくあるのが、こういった板を設置している壁です。

※幕板といったり化粧板などともいいます。

アクセントとなって見栄えは良いのですが左の写真の部分(白いシーリング材を充填中)から雨水が入ってしまうことが多々ありますので、建物を一周しているこの化粧板の上部をすべてシーリングを充填してきます。

他にも、雨どい、塀、勝手口の扉などなど、塗装前に直さなければいけない所が結構ありましたが

ようやくすべて直し終わったのでいつもの様に、壁、木部、鉄部と塗装を進めていきます。

雨 戸

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錆止め塗料を吹き付け

天 井

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通気性塗料の塗装

外 壁

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ラジカル制御型水性シリコン 樹脂塗料の塗装

玄関扉

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木部用下塗りを塗って中塗りを塗装中

ベランダの床

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プライマーを塗って上塗り(トップコート)を塗装中

縁 台

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格子一本一本の側面を平たい刷毛で塗り込んでいきます。

 塗装を始めてから数日が経ち、各所が仕上がりました。

化粧板・外壁

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雨 戸

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玄関扉

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ベランダの床

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玄関の屋根

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縁 台

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足場を解体する前に各所の検査を実施、手直しの後・・・・

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足場の解体です。

頑張って1日半で解体しました。

杉本塗装工業足場班、お疲れさま!

建物まわりを掃除して、完了お引渡しとなりました。

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約1カ月間の工事でした。

天候にも恵まれ、予定していた工期内で完了することができました。

実はこちら、同様な形状の建物が数棟建っていて、そのうち新たに2棟の修繕工事を弊社にて施工させて頂くこととなりました、本当にありがたいことです。

管理組合様とは今後も長いお付き合いをさせて頂くこととなりました。

引き続き、安全第一で頑張っていきます。

お家のまわり(エクステリア)を色々とイメージチェンジしました。

市にお住いのお客様より、こちらのお家の外壁塗装のご依頼を頂きました。今回は建物まわりの塀や柵、そして自転車置き場の床など、いわゆるエクステリア関係にも色々と手をくわえてイメージチェンジをすることになりましたので、そちらの様子を中心にお伝えさせて頂きたいと思います。

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まずは建物の施工の様子から・・・

こちらのお家は屋根が洋風の瓦の為、今回は高圧洗浄のみの施工となります。塗装はしないのでムラができないように細心の注意をはらって汚れを落としていきます。洗ったところと洗う前との差がくっきりです。北側で日が当たらない方の屋根なのでどうしてもコケや藻が発生しやすいです。

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次はサイディング外壁のひび割れ補修の様子です。こちらのお家は1階まわりはレンガ調の意匠性サイディングとなっています。塗りつぶしてしまうとせっかくのレンガ調が消えてしまうので今回はクリア塗装仕上げとなります。その場合の補修方法は・・・

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まずは、通常通りひび割れにシーリング材を充填します。このレンガ調サイディング、近くで見ると実は3〜4色くらいの色が混ざり合っているのでそのあたりの近い色をタッチアップすると・・・

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このように補修跡が目立たないように仕上げることが出来ます。単色の壁よりこのような多彩色(たさいしょく)の壁の方が補修しやすい場合があります。

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建物工事の様子はこの辺にして、ここからは外構(エクステリア)関係の工事をご紹介いたします。こちらの駐車場の塀、ご覧の通りよく見るブロック塀です。お客様が前々から気になっていたようでこのままだとちょっと味気ないとのこと、なので今回はこのブロック塀を砂壁調に仕上げていきます。

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高圧洗浄できれいにしてから、モルタルがくい付きやすくる為のシーラーを塗り、そして縦と横に走る目地(ヘコミ)に樹脂モルタルを塗り込んで塀の表面を平らにしていきます。

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このように、目地のヘコミをすべて平らにしてブロック塀感?をなくしていきます。

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次に、目地を埋めに使った樹脂モルタルにもう少し水を混ぜて薄くしたもの(カチオン樹脂)をローラーで全体に塗っていきます。

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そしてこれは・・・・掃除をしているのではなく、上の写真で塗ったカチオン樹脂が乾く前にこのホウキを使って横方向に模様をつけているところです。この「くしめ」をつけることで最初に実施した目地埋めの跡が目立たなくなったり、砂壁調に仕上がったときにより一層味わいが出てきます。

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「くしめ」の模様が固まったら、もう一度シーラーを塗った後、いよいよ仕上げの砂壁調塗料「アートフレッシュ」を塗装していきます。

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アートフレッシュを2回塗って完了です。フェンスの色に合わせて濃い目のベージュ系の色で仕上ました。ブロック塀の目地も消え、写真だとわかりにくいですが横の「クシ目」もいい感じに浮き出ていてとっても雰囲気のある砂壁調の塀になりました。

 お庭の奥側の低い塀も・・・・       施工前
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 いい感じになりました。          施工後
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塀や柵が終わったら次はこちら・・

ご家族の自転車を置いているスペースです。

こちらの床をきれいにして色をつけていきます。

高圧洗浄できれいに汚れをおとして・・・

専用のシーラー(下塗り)を塗っていきます。

自転車施工前_400.jpg
床 シーラー_400.jpg
そしてこの塗料、天然の砂とセラミックを配合した  「エクランEX」という舗装材です。砂浜のような仕上がりになる塗料です。 そして、しっかりかき混ぜたら吹付ガンで塗装していきます。今回採用した色はホワイトです。天然の砂を配合しているだけあって本当に白い砂浜に見えます。
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無機質な床から温かみのある明るい自転車置き場になりました。 そしてこちらも・・駐車場床の一部もエクランEXをマンホールのフタの上から塗装しました。
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今回は建物まわりの模様替えの様子をお伝えしましたが、建物の塗装工事とあわせて3週間ほどの工事となりました。

建物塗装の方は既存色と大きく変えたわけではありませんが実は細かい部分の塗り分けにこだわってとても良い配色となりました。

遮熱塗料の効果を実体験できました。

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勝浦市の少し山間部にあるこちらの工場にて折板屋根の防水工事を実施させて頂く事となりました。

実はこちらの工場も数年前の大雪で足首まで溜まるほどの漏水が発生してしまったとのことです。

今回は、工事中に偶然にも遮熱塗料の効果をはっきりと体験することが出来ましたのでそちらの様子をご紹介させて頂きます。

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屋根の大きさは投影面積で3500㎡程、今回は屋根の中心から左の写真のようにA工区、B工区と二つに分けて半分づつ仕上げていく工程で進めていくことにしました。

こちらの工場の内部もちょうど中心に壁があり、室内もA・Bで完全に区切られていました。

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今回も、以前にご紹介させて頂いた折板屋根の山に加硫ゴムシートを張り付けていく「ボルトキャップ工法」にて施工していきます。

※今回は遮熱の効果をお伝えしたいので

 作業内容の詳細は割愛させて頂きます。

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屋根の半分(B工区)に加硫ゴムシートを張り終えたので、遮熱塗料を塗装していきます。(下塗り中)

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遮熱の効果を少しでも高めるために白色の塗料を採用しているので、上塗りの時にはサングラスをしないと反射がすごくて目がやられます。(上塗り中)

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ご覧のように右半分(B工区)が完了しました。

そしてA工区を進めているときに工場長の方が、工場内の温度がAの部屋とBの部屋でかなり違うと教えてくださいました。

これは、是非体験させていただこうということで、工場長と一緒に工場内に入らせて頂く事としました。

遮熱塗装前の部屋_400.jpg

工場内は熱中症防止のため、定期的に工場内の温度を記録しているそうです。

季節は5月の初旬ころ、天気は晴天

遮熱塗料をまだ施工していないA工区の部屋は・・・室内温度27度

※工場はゴールデンウイーク中で稼働していないので空調は止まっています。でも、工事の細かい打ち合わせのために工場長だけは出勤されています。

遮熱塗装後の部屋_400.jpg

そして、扉を開けて遮熱塗料の施工が完了しているB工区の部屋へ入ると・・・

お〜明らかに涼しい!・・室温は23.7度。

3.3度の差がありました。

こちらの工場内のレイアウトと今回の工事の進め方が偶然遮熱塗料の効果を体験できる状況となりました。

私たちも今までにたくさんの工場や倉庫の屋根に遮熱塗料を施工してきましたが、ここまではっきりと体感できたのは実は初めてでした。

追記:

工事完了してから1年後、屋根の点検及び部分改修工事のお打合せで再度お伺いして工場長とお話しをさせていただいたところ、昨年の夏は工場側で設定している熱中症危険温度まで上がらなかったとのことで空調の使用頻度がグッと下がったそうです。

工場内で働かれている方々も喜んでいたようだと言っていただけました。

やはり、夏の暑さ対策には「建物の屋根に遮熱塗料を塗る事」が一番費用対効果があると感じました。

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