年号が変わる直前、松戸駅近くのマンションの修繕工事の開始です。
松戸駅からすぐの分譲マンションです。
なんと、バルコニー面以外の東面・西面・北面すべてコインパーキングにかこまれた立地となっています。
つまり、不特定多数の車が建物のきわっきわに止まる状況になります。
これは、作業足場を囲む通常の飛散防止ネットでは塗料の飛散事故確定レベルです。
なにはともあれ、最新の注意をはらって足場組み立て開始です。
こちらは建物北側、ご覧のようにすぐ下には車がとまっています。
着工してから6日目、なんとか無事に組みあがりそうです。明日からは建物を囲うシートを張ります。
建物正面以外はすべて防炎シート(あながあいていなくて風を通さないシート)をはりました。強風の時は風を受けて心配ですが、塗料の飛散をおさえるためにはしかたありません。
そして防炎シートのつなぎ目にはもう2重にシートを重ねて、すきまから塗料が抜けないようにしました。
杉本塗装工業の看板シートを張って、(上に張りすぎてちょっと見えにくかな・・・)
明日から、下地補修工事の開始です。
とにかく、工事期間中は強い風が吹かないことを祈ります。
外壁の下地の様子は・・・
想定してたより、かなり悪い状況です。写真のように鉄筋が露出している個所が多数ありました。
下地補修工事の期間が予定よりかかりそうです。
やはり、4日間ほど、予定より下地補修工事がかかりましたが、なんとか終わりました。今のところ4日程度の遅れですが、明日からは高圧洗浄、塗装工事とすすめていきます。
※ひび割れや、モルタルの欠損など、すべて補修完了です。
そして・・・
飛散などの事故も無く高圧洗浄も無事終わり、いつもの通りの手順で各所を塗装していきます。工事の遅れを取り戻すことを意識しつつ、だけども丁寧に進めていきます。
塗装開始と同時に、建物に付随する設備関係の修繕も進めていきます。
劣化して割れてしまった塩ビ製のフードカバーを・・
丈夫なステンレス製に交換したり・・・
保温材が劣化して所々無くなってしまっている
鉄製の揚水管を・・・
塩ビ製に交換し、ステンレスでラッキングしたりなど、
塗装以外の工事も色々あります。
屋上の壁から塗装開始です。
下塗りを塗ったところですがこの時点で下地補修跡が
どの程度出るか確認をします。補修跡が目立つようであれば、凹凸模様がでるローラーでまわりの柄と合わせたりなどの作業をします。
こちらは1階の店舗前の外壁です。大きなひび割れやモルタルの欠損があり補修した所はもともとあった外壁の模様が無くなって表面がつるんとしてしまします。
そういうところは、再度模様を吹き付けてまわりの凹凸模様と合わせていき、その上から仕上げ材を塗れば補修跡も目立たなくなります。
下塗りがあらかた終わり、中塗り、上塗りと外壁を仕上げていきます。(こちらは上塗りを施工中の写真)
そして、屋上の床にはトップコートを施工していきます。こちらの建物は数年前にウレタン防水を施工済みの為、今回は防水層を保護するトップコートのみの施工としました。
外壁が仕上がったら、様々な鉄部(玄関扉、配電盤、手摺など)を仕上げていきます。(こちらは錆止め塗装後の中塗りを施工中)
塗装工事はバルコニー側から進めていって、ある程度仕上がったらバルコニー床の防水工事の開始です。
今回は、ウレタン防水を施工します。
(こちらはウレタン1層目を流してるところです)
ウレタン防水材を2層流し、その後トップコートで仕上げた状態です。すべてのバルコニーをこのようにし施工していきます。
バルコニー側の防水工事が終わるタイミングで反対側(共用廊下 階段側)の外壁塗装が完了です。塗装班の頑張りで工程表通りすすんでいます。
外壁が終わったので階段の防水工事の開始です。
(階段の両端にウレタン防水を施工中です)
両端のウレタン防水完了後今度はその上から塩ビシートを貼っていきます。ウレタン塗膜防水と塩ビシートの複合防水という仕上げになります。
階段もきれいになりました。
こちらの階段は、数か所から水が入り込み下の階の天井に漏水跡が散見されていたので、今回は完全防水を実施しました。